サウナの正しい入り方「ととのう」

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現在、都内でもサウナが大人気になっています。
サウナに行くことを「サ活(サウナ活動)」とよんだり、サウナーやサウナ女子など話題になりサウナがとても人気になっています。
サウナをもっと理解して楽しんでください。

【サウナで得られる効果】

たくさんの汗をかくサウナは、その発汗作用によって健康や美容にさまざまな良い効果があると期待されています。

体を温めることで血行が促進され、汗と一緒に体内の老廃物が排出されます。

体温が38℃以上になるとHSP(ヒートショックプロテイン)というタンパク質が増え、これは疲労回復や免疫増強が期待できるといわれています。体温が上がることで冷え性の改善や、新陳代謝アップが期待できるでしょう。

また、サウナと水風呂に交互に入ることで、交感神経と副交感神経が刺激され、自律神経のバランスが整う効果もあるといわれています。
なお、サウナと水風呂を繰り返したときに到達する一種の陶酔(とうすい)状態のことを、サウナ用語では「ととのう」と表現しています。
「サウナハイ」「サウナトランス」ともよばれ、疲労回復やリフレッシュに大きな効果があると考えられていますよ。

【サウナの基本的な入り方】

ウナの基本的な入り方は以下の通りです。

  1. 体と髪を洗う
  2. サウナに入る
  3. 水風呂に入る
  4. 休憩する

サウナに入って体を温め、水風呂に入って体を冷ます、そして休憩するという流れです。

①体と髪を洗う

サウナではたくさんの汗をかくため、清潔な状態で入るのが鉄則です。

また、毛穴の汚れをきちんと落とすことで、汗を分泌する汗腺が開き、しっかり汗がかける効果も。

湯船につかって毛穴を開いておくと、さらに汗をかきやすくなります。

②サウナに入る

サウナに入る時間は5~12分程度が目安です。

初心者は5分程度から、慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしてみましょう。

汗がダラダラと出る直前が、体がしっかり温まったタイミングです。

長時間入っていれば良いというものではないので、無理をしないでくださいね。

サウナ内は2~3段ほどの階段状になっていることが多く、上段ほど温度が高くなっています。

上段・中段・下段で約10℃ずつ温度が変わるといわれていますので、初心者は下段からスタートを。タオルを腰に巻くかお尻の下に敷くかして、直接座らないようにしましょ

③水風呂に入る

体が十分温まったら、次は水風呂です。

サウナでかいた汗を流してから入ります。

こちらも慣れないうちは無理せず、少しずつ。

心臓から遠い手足の先から少しずつ水をかけて、ゆっくり浸かっていきます。

水風呂に入っている時間は30秒~2分程度、頭がすっきりしたタイミングで、体が冷えないうちにあがりましょう。

④休憩する

温・冷のあとは、体の水滴を拭いて休憩をします。

浴室にあるベンチなどにゆったりと座り、のんびりとくつろぎましょう。

こちらも体が冷えてしまわないよう、5~10分程度が目安です。

以上が、サウナの基本の入り方です。
「温めて冷やす」の順序さえ守れば、サウナに入る時間や繰り返す回数はアレンジしてもOKです。
サウナや水風呂にどのくらい入るかは、その日の体調や気分、慣れなどの様子を見ながら調整してみてください。
体調の悪い日や食事・飲酒の直後、空腹状態でのサウナ利用は避けましょう。
食事は、サウナに入る1~2時間前に済ませておくのがおすすめです。
サウナではたくさん汗をかくので、サウナ前後には水分補給もたっぷりしてください。

「ととのう」を極める方法

サウナー(サウナ愛好家)がよく使うサウナ用語「ととのう」。
サウナをより楽しむためには、「ととのう」状態をぜひ体験して欲しいです。
サウナでととのうためには、先ほど紹介したサウナの入り方で、サウナ・水風呂・休憩の流れを2~3セット繰り返すと良いですよ。
熱いサウナで汗をかいて興奮状態になり、冷たい水風呂で体をスッキリさせたあと、休憩でリラックス。
興奮とリラックスが交互にやってくることで、ととのう状態が起こりやすくなります。
休憩中は目を閉じて瞑想(めいそう)するなど、ゆったり過ごしてみましょう。
ととのうとは….
多くのサウナー(サウナを愛する人)が口にする「ととのう」とは、サウナによって訪れる快感のことで、「頭が真っ白になる」や「天国にいる感じ」などと表現されます。その理由は、サウナと水風呂の温冷刺激によって、ストレス緩和効果のある「オキシトシン」、気分の高揚・幸福感が得られる「β-エンドルフィン」、精神が安定する「セロトニン」が分泌されるためです。

【サウナ入る時の注意事項】
・注意点①こまめに水分補給をするサウナでは脱水状態になりやすいため、水分はこまめにとることが大切です。サウナに入る前後と休憩時に意識して水分補給をしましょう。ただし、一気に大量の水を飲むと頭痛やめまいなどの症状が現れることもあるので、コップ1杯程度が目安です。

・注意点②無理をしない
サウナは長時間の利用を避け、気分が悪いときは利用しないようにしましょう。心疾患、高血圧などの持病がある人がサウナを利用する際には、医師への相談が必要です。

・注意点③飲酒後はサウナに入ってはいけないサウナによって身体が温まると、血管が広がって血圧が下がります。飲酒もサウナ同様、一時的に血管が広がり血圧が下がるため、飲酒後にサウナに入ると血圧が下がりすぎてしまい危険です。サウナ室で低血圧となり気を失うと、重度の熱中症になる恐れもあるので、気をつけましょう。

・マナー①サウナ前の洗身・洗髪は必須
サウナに入る前は、体や髪についた汚れを落としましょう。洗う際は、周りの人にお湯がかからないよう配慮します。また、自分が使った椅子や桶にはかけ水をするなど、次に使う人への気遣いも大事です。

・マナー②水風呂に入る前に汗を流す
サウナから出たら、すぐに水風呂に飛び込みたい!と思う人も多いでしょう。しかし、汗をかいたままの状態で水風呂に入るのはマナー違反です。水風呂には、かけ湯をして汗を流してから入りましょう。

・マナー③休憩スペースでは周りの人に配慮する休憩スペースで休憩をとる場合は、他のお客さんの邪魔にならないよう配慮が必要です。例えば、ベンチで横になってしまうと、他のお客さんの座るスペースが狭くなってしまいます。横になりたいときはリクライニングチェアで休むようにしましょう。

・タオルは最低1枚持参
・会話などは基本的にしない(プライベート空間は別)
・タオルを絞らない
・水風呂は潜らない
・飲酒後のサウナは禁止
・水分補給を随時する
・扉を素早く閉める

まとめ
●サウナで得られる効果とは

体を温めてたっぷり汗をかくことで血行促進、デトックス、新陳代謝アップ、疲労回復、免疫アップなどの効果が期待できます。
サウナと水風呂に交互に入る温冷交代浴は自律神経のバランスも整え、リフレッシュの効果も。

サウナの基本的な入り方

体や髪を洗ってから、サウナ、水風呂、休憩という流れが基本。
サウナや水風呂、休憩前には体の水滴を拭き取りましょう。
サウナは5~12分程度、水風呂は30秒~2分程度、休憩は5分~10分程度で、無理せず自分の気持ちの良いタイミングで出入りしましょう。

サウナで「ととのう」コツ

サウナをより楽しむにはぜひ「ととのう」体験もしたいものです。
サウナ・水風呂・休憩の流れを2~3セット繰り返し、リラックスしてゆったり休憩しているときに「ととのう」状態になりやすいですよ。

ぜひチャレンジしてみてください!